125ccと250ccのバイク維持費はそんなに変わらない

バイク

二輪免許には大型二輪・普通二輪・小型限定普通二輪・原付とAT限定のAT大型二輪・AT普通二輪・AT小型普通二輪の7種類の免許があります。

原付は排気量50cc以下・小型限定普通二輪は125cc以下に乗ることができ、普通自動二輪は400cc以下・大型は400cc超に乗ることが出来ます。

なぜ125ccと250ccの比較なのか

排気量250cc超えは車検が必要となります。安全のため何もしなくてもいいというわけではありませんが250cc以下であれば車検を受けなくても乗ることができるので維持費を抑えて乗ることが出来ます。

維持費を安く抑えることだけを考えたら50ccの原付が一番いいと思いますが、最高速度が30km/hだったり二人乗りが出来ないなど少し不便ですよね。

ということで法定速で走れて二人乗りもできちゃうのに維持費が安い125ccと250ccのバイクの維持費がどれだけ違うか比較してみたいと思います。

税金を比較してみる

軽自動車税

軽自動車税とは毎年4月1日に軽自動車等を所有している人に課税される市町村税のこと。

車種区分税金
原付二種50cc超90cc以下
90cc超125cc以下
2000円
2400円
軽二輪125cc超250cc以下3600円

原付二種の軽自動車税は90cc以下と125cc以下の排気量で税金とナンバープレートの色が違いますが、その他は同じです。

90cc以下と250ccのバイクに乗った場合、年間1,600円の差。

125cc以下と250ccのバイクに乗った場合、年間1,200円の差。

250ccのバイクを乗った場合、原付に比べて毎年1,200円から1,600円多く税金を支払うことになります。

自動車重量税

自動車重量税は125cc以下は課税がありませんが、125cc超250cc以下は新規登録時のみ4,900円を支払います。

自賠責保険

自賠責保険は法律で加入が義務付けられている損害保険

自賠責保険12ヶ月24ヶ月36ヶ月48ヶ月60ヶ月
原付(125cc以下)7070円8850円10590円12300円13890円
軽二輪(125cc超250cc以下)7540円9770円11960円14110円16200円
2021年度自賠責保険料

自賠責保険は軽自動車税とは違い125cc以下は全て同じ税金となります。125cc超250cc以下のバイクとの差額は一年払いで470円、5年払いで2,310円(1年で462円)ほどの差です。

税金はどれだけ違うのか

250ccは自動車重量税4,900円が必要ですが購入した時のみかかる税金なので維持費として考えなくてもいいでしょう。

ということで、年間に払う税金は軽自動車税と自賠責保険の二つとなり1,670円〜2,070円ほど250ccの方が多く税金を納めることになります。

ここだけ見ると125ccと250ccの維持費が変わらないと言われるのも納得ですね。

バイク保険(任意保険)

任意保険は自賠責保険では補償されない部分を補う保険で自賠責保険のように加入しなければ罰則されることはないが、もしもの時に備えて加入する保険。

保険会社や補償年齢により保険料の価格に差があるが125ccと250ccの保険料の差額は数千円から数万円と幅広くなっています。補償年齢が低いほど125ccと250ccの保険料の差があるようで年齢によっても選択が違ってくるのかもしれません。また、125cc以下のバイクであればファミリーバイク特約を選択する方法もあります。

ファミリーバイク特約とは

自動車の任意保険加入者が付帯することができる特約のことです。

特約を付帯するメリットとしては補償対象が契約者と同居家族だけでなく別居している未婚の子供も対象となり125cc以下の原付であれば何台でも借りたバイクに乗っていても保証の対象となること。また、万が一事故を起こしてファミリーバイク特約のみを使っても自動車保険とノンフリート等級が下がることはありません。

逆にデメリットしてはファミリーバイク特約自体に等級がないため無事故割引などの特典はなく車両保険を付けることが出来ないなど補償範囲がバイク保険より手薄になってしまいます。

バイク保険とファミリーバイク特約の比較

我が家の加入している自動車保険はファミリーバイク特約を付けることは出来るのですが、バイク保険がなかったのでファミリーバイク特約とバイク保険の保険会社は違ってしまいますが、1万円から1万5千円ほどバイク保険の方が年間保険料が高いようです。

125cc以下のバイクに乗り、保険料をできるだけ安くしたいという場合はファミリーバイク特約も考えてみるのもありだと思います。

ガソリン代(燃費)

ガソリン代は選んだ車種によって燃費は違ってきますが125ccのバイクで約50km/Lとし250ccのバイクは約40km/Lとした場合。

年間走行距離を5000kmとして125ccは50km/Lなので年間100L、250ccは40km/Lなので年間125Lガソリンが必要でレギュラーガソリン価格を147円とします。

125ccのバイクでは年間14,700円、250ccのバイクでは年間18,375円のガソリン代がかかることになりガソリン代の差が3,675円と年間走行距離が5,000kmほどであればあまり差がないことがわかります。

番外編

維持費では無いので本来は比較対象にはなりませんが、気になったので新車の車体価格と免許教習所がどのくらいお金がかかるのか少し調べてみました。

バイクの車体価格

バイクの新車購入価格を調べてみると125ccは20万円台から40万円台で250ccは50万円前後の価格となります。

ここは購入する車種によって価格の差が出てしまい個人によって乗ってみたいバイクが違うので比較が難しいところです。

教習所料金比較

教習所によって金額がバラバラです。

AT限定免許もありますがバイクを選ぶ選択肢が増えるので、ここでは私の住んでいる愛知県の平均的なMT価格で比較したいと思います。

種類金額
小型限定普通二輪100,000円前後
普通二輪150,000円前後

5万円という価格差があるので予算と今後どう乗るかをしっかり考えたいところです。

今後250ccクラスや400ccクラスのバイクを乗るかもしれないと考えていたら普通二輪を取得して原付二種に乗るという選択もありますね。

私が通った自動車学校には小型限定普通二輪取得コースがなかったので選択肢には入らなかったので普通二輪を取得しましたがあっらたどうだったのかなと考えましたがやはり普通二輪を選んでいると思います。

まとめ

自賠責保険や軽自動車税の支払いやガソリン代はほとんど変わらないということがわかりました。

125ccと250ccの維持費の差はほとんどないので高速道路に乗ることがあるのか、自分の気に入ったデザインのバイクがどちらにあるのかなどで決めていくという感じになるのでしょうか?

任意保険についてはやはり少し価格に差がある印象でしたが保険会社や補償年齢もそうですが何を付帯するのかによっても価格がかなり変わってくるので保険会社選びや何を付帯する必要があるのかなどしっかり考えたいとことです。

バイクに乗ることが楽しくなりちょっと遠くまでと行ってみようなんて思うようになるのであれば高速道路にも乗れるので250ccを選ぶと方がいいですが、完全街乗りで価格重視という方は125ccを選べばいいと思います。

皆さんはどちらのバイクに乗ってみようかと思いましたか?私は長い目を見て250ccに乗ってみたいと思いました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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