我が子は小学1年から5年の夏休み頃まで速読教室に通っていました。
我が家の経験も含め速読についてお話ししたいと思います。
速読術とは文章を早く読むための技術あるいは方法を指す。読書速度を向上させ、効率的に大量の書物を読破する技術である。
引用元:Wikipedia
速読だけで国語の成績が上がるのわけではない
速読のトレーニングは読解力が鍛えられたり漢字が読めるようになるわけではなくそれだけで国語の成績が上がることはない。
しかし速読トレーニングをすることにより
- 視野が広くなる
- 目の動きがスムーズになる
よく速読は意味がないと言われますが私はそうは思いません。
ですが、個人的にはまず学校の宿題で出る『音読』をしっかりやったほうがいいと思います。
音読をしっかりやることによって
- 読解力向上
- 会話能力向上
- 語彙力向上
に加えて読むスピードも速くなるので正直ほとんどのお子さんは音読だけで十分だと思います。
中学受験を考えているのであれば習うのもアリ
役に立つか立たないかと言ったら私は役に立つと思います。
なぜなら下にも書いてあるように中学受験の国語はものすごいボリュームの問題を短い時間で解かなくてはいけないからです。
難関校の国語の問題は6000文字以上を50分で解く
一般的に中学受験で出題される国語の問題は3000文字程度だそうですが中には10000文字以上の問題を出題する学校もあるそうです。
そしてその問題を50分〜60分で解かなければなりません。
当然ですが文章を読むスピードが遅ければ遅いほど問題を解く時間が少なくなってしまいます。
問題を解く時間があまり取れないとテストでいい点を取ることが難しくなってしまい国語に対して苦手意識を持つようになってしまします。
そのような事がないように速読を身につけるという選択はあると思います。
読むは速度が速いだけでは合格点は取れない
では速読を身につけて文章を早く読む事ができれば合格点に届くのかといえばそうではありません。
文章を読むスピード・解く力に加えて漢字の読み書きができなければもちろん合格することはできません。
入試問題は学校によって難易度は違ってきますがどの学校も簡単なものはありません。
速読は早く始めればいいものではない
他の教室には行った事がないのでわが子が通っていた速読教室の情報になってしまいますが週に1回(50分)の授業で月謝は約6000円でした。
いつから始めたほうがいい?
速読はある程度文字が読める子供でないと身につける事ができないのであまり早い時期からのトレーニングはお勧めできません。
我が子は小学1年から通い始めました。
しかし、小学1年や2年のうちは家庭での音読に力を入れ読解力や語彙力を伸ばす。
その後小学3年か4年頃に速読を始めるのがいいと思います。
なぜかというと語彙力がないまま速読を始めてしまうと意味がわからないところは飛ばして読んでしまう危険があるからです。
速読のトレーニングは1年通っただけでも効果があると思うのでしっかりと読解力と語彙力を伸ばしてから始めても遅くはないと思います。
どんなことをやっているの?
日本速脳速読協会の速読は3コースありいずれも小学生から高校生までが受講できます。
速読解力講座
【わが子が通っていた教室ではこの講座でした。】
- 速読力トレーニング①
各自の読書速度に合わせて段階的に読む速度を向上させながら、短文チェック問題で内容理解度が伴っているかを確認します
- 速読力トレーニング②
文章を読み解くうえで必要な基礎的読解力を体系的にトレーニングできます。
さらに文章全体の内容を把握・理解する力を養成します。
- 脳力トレーニング
速読の習得に必要な検索力、短気記憶力、認識力、判断力、脳トレゲーム方式で鍛える事ができます。
- 教科トレーニング
2800語が学べる語彙問題、中学1〜3年の理・社問題、入試対策にも役立つ時事ニュース記事を演習問題として配信します。
思考力講座
算数脳を育むトレーニングで
- 情報・条件を使いこなす力
- 道筋を立てて考える力
- ものの形を認識・想像する力
- ワーキングメモリ
- 推論
- 処理速度
- 言語理解
と7つのトレーニングがあります。
速読聴英語講座
リーディングとリスニングを鍛えるトレーニング
- Readingコース
- Listeningコース
- 推奨トレーニング
- 成果・実了確認
と4つのトレーニングがあります。
引用元:日本速脳速読協会
速読解力講座では速解力検定、速読聴英語講座では速読英語検定が年に2回実施されています。
我が子も年2回速解力検定を受けていて、成績表と昇級の場合は賞状がもらえます。
どこでやっているの?
速読教室は学習塾で受講できる事が多く我が子も学習塾へ通っていました。
他にもオンライン教室やアプリ・書籍などで学習することもできるようです。
速読教室の検索はこちら
わが子を通わせてよかったことと反省点
我が子は約5年間とても楽しく速読教室に通っていました。
5年生になると受験コースの授業数がとても多くなり並行して通うことが難しくなってきたので辞めることになったのですが速読教室は進学コースのクラスとは違い和気あいあいとしていて楽しかったようで本人は続けたかったみたいです。
よかったこと
ずっと苦手だったわけではありませんが5年生あたりから課題はずっと国語でした。
しかし速読を受講したおかげでテストや入試で文章題が長すぎて問題が全部解けなかったということはありませんでした。
だからと言って高得点を取っていたわけではありませんが。
また受験では算数の問題も文章題が出ます。
算数の入試問題は問題数が多く最後まで解けなかったということがあるようなので国語だけではなく他の教科でも今ではやってよかったなと思っています。
こうすればよかったと思ったこと
小学校低学年の頃は特に音読をしているときはついて聞いてあげるなどしてもっと力を入れるべきだったなと後悔しました。
全く国語の点数が取れないというわけではないのですが、波はありましたが他の3教科に比べて我が子は国語の点数があまり良くありませんでした。
なんとかしてあげたいと思った時は6年生に入っていたのですでにやることがいっぱいの時期でした。
いまさら国語の点数アップを集中的にやるには遅すぎました。
まとめ
音読をすることで十分に国語力をつけることができると思うので速読が必要かと言われたらそうでもないと思います。
しかし中学受験を考えている場合は文章問題を早く読むことで時間をかけて問題に取り組むことができるので早く読めることはメリットになるはずです。
ちなみに我が子はあっという間に小説1冊を読んでしまいますが決して読書が好きなわけではありません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。